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体操の世界だけじゃない!運送会社においても問題が発覚したパワハラについて考えてみました

最近ちょっとワイドショーの報道が鎮火してきた体操界のパワハラ問題。昨日は美容外科「高須クリニック」が宮川紗江さんとスポンサー契約を結んだと報じられていましたね。

問題発覚の当初から高須院長は宮川さんを支援したいとツイッターでも表明してましたし、それが日本体操協会に承認されて実現したという感じ。 2年後の東京オリンピックに向けてガンガン練習をしレベルを上げたい宮川さんにとっては、スポンサーとなってもらえたことはとてもありがたいのではないでしょうか。

 

しかし、パワハラ問題・・・続きましたね。

日大ラグビー部の悪質タックル問題に端を発し、レスリング、ボクシングと次々と信じられないような実態が明るみに出て、つい先だってはウエイトリフティングも会長が謝罪会見する事態となっていました。どの世界でもあることなんですねぇ。。。

そして、こうしたパワハラは当然、企業においてもたくさん起こっていると思われるのですが、福岡県のとある運送会社では従業員であるトラック運転手に土下座をさせたり、頭を丸刈りにするなどして裁判沙汰になっていました。

この記事をみたとき、にわかに信じられない思いがしましたね。だって、社長が当該写真の頭を丸刈りにする様子や車用洗剤で頭を洗っている様子などを自身のブログに投稿してとのことですから。 問題になるとは思わなかったんでしょうか?

 

こんなふうに世間を騒がせているパワハラ・・・これって自分や家族が受けてしまったとき、どこに相談してどのような対応をしたらよいのでしょうか?

どの世界でも起こり得ることなら知っておいた方がいいなと思いましたので、今回はパワハラに関するあれこれについてまとめてみたいと思います。

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そもそもパワハラとはどういったものを指すの?定義は?

まずパワハラとは、パワーハラスメントの略で、約30種類もあるといわれるハラスメント行為の一つ。

力(権力)を持つ人が弱い立場の人に対して、その優位性を背景に精神的・身体的苦痛を与える行為をいいます。

その行為は、具体的には次のように分類されます。

1.身体的な攻撃

いわゆる、暴行や傷害です。 身体的な攻撃には、たとえば「髪を引っ張られた」、「胸座をつかまれた」、あるいは「長時間、正座をさせられて物差しで頭を叩かれた」、「蹴飛ばされた」などの行為が含まれます。 運送会社の丸刈りなどは、まさにこれにあたりますね。

2.精神的な攻撃

精神的な攻撃とはひどい暴言を吐いたり、脅迫したり、侮辱したりを繰り返して精神的にダメージを与えるものです。 他の人がいる前で「バカ」「ボケ」などといったり、「役立たず」「いらない人」など無能扱いをしたりするのはパワハラに該当すると考えられます。

3.人間関係の切り離し

人間関係の切り離しとは、「挨拶しても無視される」、「報告をしても反応してくれない」、あるいは「仲間はずれにする」、「別の部屋に隔離する」などの行為です。 また、「みんなで行く旅行や忘年会などの集まりに参加させない」、「回覧物を回さないようにする」など場合も人間関係の切り離しに含まれます。ある意味最も卑劣な行為といえますね。

4.不当な要求

不当な要求には様々な側面があります。 例えば、業務として必要ないことや私用をいいつける、一人では到底やり切れない仕事をやるように強制する、といったように無理難題を押しつけることが該当します。 また、逆に仕事をさせない・・・というケースもあります。

5.個の侵害

家庭のことや信仰する宗教など業務とは無関係なこと、プライベートなことを根ほり葉ほり聞き出す・・・などこれらは私的なことへの過度な立ち入りとみなされ、個の侵害に該当します。 業務とは関係ないというのがポイントになりますね。

 

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ただ、管理人は今回のスポーツ界での報道をみるまで、パワハラって職場において上司が部下に対して行なう行為・・・というイメージしかありませんでした。

「気に入らないから」とか「言うことを聞かないから」といった理由で、上司が部下にいじめや嫌がらせをするというものですね。

でも、よく考えてみたら、立場の強弱なんてどの世界にもあることなんですよね。まして、お金や名誉が絡む場面ともなると、絶対的な権力を握っている人がすべてを自分の思い通りに動かそうとする傾向がより顕著になると思われます。

個人的には、それが正々堂々を理念に掲げるスポーツの世界で多数起きていることが残念で仕方がありませんでした。

パワハラを受けたとき相談窓口となるのはどこ?

では、もし自分や家族がパワハラを受けてしまったら・・・どこに相談すればよいのでしょうか?

年々パワハラに関する相談が増え続けているといわれていますので、いつどこでそのようなトラブルに遭遇するかわかりませんよね。

なので、もしもの場合にどこに相談したらいいのか、きちんと理解しておきましょう。

 

まず、最も多い職場でのパワハラに対しては、その会社が大企業やある程度の規模の会社だった場合、人事部若しくは労働組合が相談窓口となります。

また最近では、会社によってはコンプライアンス部門を設けているところも多くなってきています。

上司から何らかのパワハラを受けて困っている場合は、自分が精神的に参ってしまう前に思い切って相談してみましょう。

 

とはいえ、誰しも今以上酷い状態になったり、職を失うことになってしまわないかと恐れるため、声を上げていいのか迷う場合がほとんどですよね。

そんな場合には、「こころの耳電話相談」でまずは話を聞いてもらったり、電話でもちょっと・・・という場合はメールでの相談も受け付けてくれる「法務省 みんなの人権110番」がありますので、どちらでもアクションを起こしやすい方で相談するといいようです。

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それ以外は?というと、次の機関が相談窓口となります。

  • 厚生労働省 総合労働相談コーナー
  • NPO法人 労働相談センター
  • かいけつサポート
  • 法テラス

国が設置する相談機関となると、厚生労働省による労働相談窓口があります。

信頼と安心感という面では、こちらがおすすめでしょうか。

全国各地の労働局と連動してもいますので、電話だけでなく直接の面談も可能とのことです。 また、パワハラの内容がひどく最終的に法的処置での解決を求めているような場合は、「法テラス」への相談がおすすめ。こちらであれば、法的知識を用いてのアドバイスが頂けますよ。

パワハラに関するまとめ

先にも触れたように、パワハラに関する相談内容は年々増加しているのが現実です。 全国の労働局に設置されている総合労働相談コーナーには、実にさまざまな労働問題に関する相談が持ち込まれているようなのですが、その相談案件におけるパワハラの割合は、近年急上昇なのだそうです。

 

そんなパワハラの約半数が精神的な攻撃なのだとか。「役立たず」「給料泥棒」「会社を辞めろ」「死ね」などといった明らかな暴言が報告されているので驚きですね。

こうしたパワハラに対しては、自分が潰れるまで我慢し続けることなく、勇気を出して解決の道を探る必要があります。 その為にも、受けた行為がきちんと相談先に伝わるよう、次のポイントに注意して内容を整理しておきましょう。

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  1. 具体的な状況整理・・・「誰が」「いつ」「どこで」「なぜ」「何をしたのか」という事実関係
  2. 生じている影響・・・通院履歴や「降給・降格となった」「無賃で働かされた」「会社を解雇された」など労働条件への悪影響
  3. 証拠・・・「高圧的な内容のメール」、「病院にかかった診断書」、「会話の録音」、「受けたパワハラを記した日記的なメモ」など

特に、証拠は法的措置まで考えている場合には特に重要となりますので、受けたメールなどは簡単に消去しないよう気をつけたいですね。

いずれにしても、大事なことは、一人で悩まないこと。パワハラの解決に向けてまずは勇気を出して「相談する」という行動から起こして行きましょう。